【西大畑どっぺり坂コース】砂丘列に育った新潟文化
■寺町・西堀
江戸時代の初め、信濃川の土砂が堆積した現在地に新潟の町がごっそり移動してきました。まちは西堀で終わり、砂丘列との境に寺が建ち並び、堀に橋が架けられ、商家が繁盛し、花街が賑わいました。そんな湊町・新潟の名残りをたどります。
■八一と安吾
會津八一と坂口安吾。近代新潟を代表する文人二人です。安吾は西大畑で生まれ、八一は西大畑で生涯を終えました。その名跡を訪ねながら、安吾生誕地の碑文を表現する手話が舞います。
■旧齋藤家別邸
新潟の豪商・齋藤家の夏の別荘として大正時代に建てられました。砂丘地形を巧みに取り込んだ回遊式庭園を、NUWの障がい者ガイドがどのように脳裏に再構築して説明するでしょうか。音が視覚の手掛かりに、光と影が聴覚の手掛かりに。
■カトリック新潟教会
99年前にできたカトリック教会。その脇で、井戸水が湧きあがり池になりました。これが異人池です。釣りやボート、冬はスケートも楽しめたそうです。ここには昭和3年から8年間、新潟聾口話学校もありました。
■どっぺり坂
砂丘列沿いに発展してきた新潟を代表する急坂です。いっきに階段を駆け上るか、ヘアピンカーブに沿って高低差を体感するか。坂の下と上の風景の違いを堪能してください。