【夕焼け日和山コース】砂丘の上と下からみる新潟いちばんの夕日
■日和山
「日和山」は、全国津々浦々の湊町で耳にすることの多い地名です。江戸時代、天気の良し悪し(日和)をみて船の出入りを判断するための湊に近い見晴らしの良い高台を日和山と呼んでいました。新潟の日和山は標高12.3メートル。ビルなどなかった頃の新潟湊の景観を追体験したいものです。
■砂丘
NHK『ブラタモリ』でタモリさんを驚かせたのは、思いのほか起伏のある新潟の砂丘でした。角田山の麓から村上の瀬波まで、およそ70キロ。鳥取砂丘をしのぐ日本一長い砂丘です。NUWでは、内陸に向けて10~11本あると言われる新潟の砂丘列のいちばん海寄りの砂丘を登り降りします。砂丘の上と下で、眺めの違いを体感してください。
■新潟西海岸突堤
新潟市では、明治から現在に至るまで、海岸侵食により最大約350mも海岸線が後退したと言われています。今年で通水100周年、50周年を迎えた大河津分水、関屋分水によって信濃川から流れ出る砂の量が減ったり、防波堤で砂の移動がせき止められたり、天然ガスの採取で地盤沈下が起こったりしたことが原因です。この砂浜を回復するために、新潟県はテトラポットを置いたり、突堤を設置しています。かつて砂浜だったかもしれない第3突堤から、どんな風景がみえるでしょうか。